キッチンの排水口が流れない!?原因と自分ですぐできる対処法
キッチンの排水口が詰まって流れなくなるのは、ご家庭でよく起こる水まわりの問題の1つです。毎日使用する場所であるからこそ、キッチンの排水口トラブルは時間が経てば経つほど、どんどん深刻化してしまいます。つまりが酷くなれば、キッチン周りの生活環境が著しく悪化してしまい、いつも家事がおっくうになってしまいかねません。また、においがきつくなったり、シンクから雑菌が繁殖したり、さらには排水管からの逆流で床が水浸しになるなど、二次的な被害が出る可能性もあります。そして、しっかりと対策を講じないと、住環境の悪化はもちろん、建物への損傷にもつながりかねません。
そうならないためにも、つまりの初期段階から素早く対処することが何より大切です。まずは、排水口の様子を随時チェックし、流れが悪くなった時点で手を打つようにしましょう。
このコラムではキッチンの排水口トラブルが発生した際に、それに対処するための方法をご紹介します。キッチンの排水口がつまる原因や自分でできる対処法、予防についてを知るとトラブルが発生しても「解決できる!」と安心できますね!
それではいってみましょう。
キッチンの排水口がつまる原因5つ
まずは、排水口がなぜつまってしまうのか、つまりの原因を特定することが重要です。ここでは、主な原因として5つをピックアップしました。
①ごみや食べ残しの堆積
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- 調理時の残り物(野菜くず、パン粉、米ぬかなど)
- 食材の皮やヘタ、芯など
- ペットのエサの粉
- 紙くず(ティッシュ、ラップ、アルミホイルの破片など)
これらが排水口に流れ込み、排水トラップや排水管内に溜まることでつまりが起こってしまい、排水口の流れが悪くなってしまいます。
②髪の毛の詰まり
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- シンク周りで切った髪の毛
- 歯を磨いた時の髪の毛
- ペットの抜け毛
長い髪は絡まりやすく、固まって詰まりの原因になることが多々あります。目に見える箇所に髪の毛があった場合には早めに取り除いておきましょう。
③油分の固まり
- 調理時に出る油
- 食器を洗う際の油カス
油の固まりをそのまま流すとつまりの原因になります。また、高温の油分は冷えると固まりやすいため、調理後すぐに洗い流すなどは避けた方が良いでしょう。固まった油分が管内壁に付着して詰まりを引き起こしてしまうので、油が出た場合にシンクに流さず、キッチンペーパーなどで拭き取るなどの工夫が必要です。
④排水トラップや排水管の劣化
- 長年の使用により排水トラップが摩耗、ひび割れ
老朽化によって排水管がさび付いたり、つぶれたりすることがあります。その劣化が進むと詰まりやすくなるため、築年数や居住年数などを参考に、メンテナンスをおすすめします。
⑤排水パイプの破損や詰まり
- 排水パイプが壁の中で破損している
- パイプ内に異物が入り込んで詰まっている
- 排水パイプが湾曲や屈曲して流れが悪くなる
排水パイプは外から見ただけではダメージが分からないため、異変を感じたらプロにお任せしましょう。排水パイプが破損してしまっているとキッチンの使用に大きな支障が起きますのですぐの対処が肝心です。
このように、固形物や液体が排水口に流れ込み、排水トラップや排水管内に溜まることで詰まりが発生します。特に髪の毛は絡まりやすく、固まって詰まりの原因になりがちです。また、油分は高温で固まり易く、冷えると排水管の内壁に付着して徐々に詰まりを引き起こします。
生ゴミや髪の毛、油分の堆積が主な原因ですが、排水経路の劣化や破損も見逃せない要因です。排水管などの根本が傷んでしまっている場合は取り替える必要がありますので、原因が見つけ出せない場合にはプロに相談してみましょう。
そして、問題が起きる前に生ゴミや油分をそのまま流さず、きちんと処理することが予防対策として重要です。定期的な排水口の手入れと排水管の清掃を心がけることで、詰まりのリスクを下げられます。まずは排水口の周りを観察し、目視で確認できる異物があれば取り除いてみましょう。
自分ですぐできる対処法
ご自宅のキッチン排水口が軽度な詰まりであれば、以下の手順で対処できる場合があります。流れが悪くなった時に試してみる価値ありです。
(1)重曹とお酢の活用
重曹とお酢を1:1の割合で混ぜた溶液を作り、排水口に流し込みます。流し込んで反応し始めると泡が発生します。この化学反応で詰まりを緩めることができます。30分ほど放置した後、熱湯を流して流し残しましょう。
(2)ワイヤーやポンプの使用
細長い排水ワイヤーやポンプを用意し、ゆっくりとワイヤーやポンプを差し込んで詰まりを押し流します。ただし無理な力を入れすぎると排水管を損傷する可能性があるので注意が必要です。外からトラップを軽くたたいて詰まりを緩めるのも効果的です。
(3)排水口の分解掃除
排水口のトラップ(U字型の管)を外して分解できる場合は、排水口のトラップを外し、内部の異物を取り出します。古い髪の毛の固まりなどが詰まりの原因になっている可能性が高いため、分解をして普段は手をつけない奥の方まで掃除をしてみましょう。
これらの方法を試しても解決できない場合は、自力では限界があります。頑固な詰まりや原因不明の場合は、プロの排水管業者に依頼するのが賢明でしょう。
自力で解決できない時|プロへの依頼とその注意点
家庭での対処法を試してもなかなか解決できない場合は、プロの排水管業者に修理を依頼することになります。その際は以下の点に注意しましょう。
〈ポイント1〉単なる排水管の掃除だけでなく、詰まりの根本原因の特定と対策を依頼する
原因が単に生ゴミや髪の毛だけでない場合もあります。排水管の老朽化や破損の有無など、配管の状態もチェックしてもらうと良いでしょう。
〈ポイント2〉同様のトラブルの再発を防ぐため、メンテナンスの方法も確認する
定期的な高圧洗浄の必要性や、配管の一部取り換えなどのアドバイスをもらいましょう。キッチン側での予防対策(生ゴミ処理、油の流し込み防止など)など、プロに聞いておくことで再発防止につながります。
〈ポイント3〉できれば複数の業者から見積もりを取り、修理費用の適正価格を確認する
可能であれば複数の業者から見積もりを取ってみましょう。修理内容が同じならば、価格が安い方を選ぶのが賢明ではありますが、金額だけをみていると痛い目にあうことがあります。金額だけでなく、技術力と信頼性も重視しましょう。ホームページやSNSには実績や対応例も記載されているところも多いため、依頼時に確認することをおすすめします。
プロに依頼するメリットは、「高度な機材で対応してくれること」と「専門知識で根本原因に迅速に対処できること」にあります。家庭での対処法には限界があるため、解決が難しい場合はプロに任せることも大切です。
キッチンの排水口トラブルは放置せず、即対応!
いかがでしたか?このコラムでは、キッチンの排水口が詰まってしまった場合の原因や対策をお伝えしました。キッチンは毎日使用する場所です。だからこそ詰まりが発生しやすい場所でもあります。
予防対策として、ご自宅でできることは「定期的な掃除」と「生ゴミや油の処理にも気をつけること」です。もしも髪の毛などが散らばっていれば早めにかき集め、調理の残り物もきちんと処理しましょう。また、排水口に生ゴミや油を流さないよう、キッチンペーパーで拭き取るなどの心がけも重要になります。
また、ご自身で排水トラブルに対処する際は、無理な作業は避けるようにしましょう。力任せに異物を押し込んだり、強い薬剤を流したりすると、かえって排水管などを傷つけてしまう恐れがあります。深刻な事態にならないよう、自力で解決が難しそうであれば早めにプロに相談するつもりで対処するのがベストです。
プロに頼む際のポイントをもう一度おさらいすると、
「単なる詰まり除去だけでなく、根本原因の特定と再発防止策も一緒に相談する」
「複数業者から見積もりを取り、価格と技術力を総合的に判断する」
「定期的なメンテナンスについても助言をもらう」
などが挙げられます。
プロの修理は確かに費用がかさむケースもありますが、根本から解決してくれるので、結果的にコストを抑えられる場合もあります。自分で対処を続けても改善されない場合、余計な出費になる前に専門家に任せた方が賢明です。費用面では確かに個人負担が発生しますが、放置して被害が大きくなれば、最終的にはさらに大きな修理代がかかる可能性もありますので困ったらまずは相談してみることをおすすめします。
予防的な措置と定期的な掃除や排水管のメンテナンスを心がけることで、キッチンまわりの排水トラブルの発生リスクを下げることができます。ご自宅でキッチンが詰まったら、つまりを放置せず、早期対応をしていきましょう。
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