広島で水道工事(給・排水管洗浄)・ 水道緊急工事・リフォーム(キッチン・トイレ・浴室)はお任せください。

コラム

COLUMN

トイレのタンク内構造と寿命について:安全・快適な水回りのために

トイレのタンク内構造と寿命について

トイレは毎日の生活で欠かせない設備であり、その内部構造は、使用者が快適に利用できるよう細部まで工夫されています。

タンク内には、貯めた水を効率よく便器に流すための複数の部品が含まれ、各部品が連携して動作することで、トイレの基本的な機能が成り立っています。

ここでは、タンク内の主な部品の役割や寿命、寿命を超えると発生するトラブルについて詳しく解説します。

タンク内の主要な部品とその役割

トイレタンクは水を一時的に貯蔵し、レバーやボタン操作により一定量を便器に流します。

内部にはいくつかの重要なパーツが配置され、それぞれ異なる役割を担っています。

以下に、主な部品について説明します。

フロートバルブ

フロートバルブは、水の量を制御する浮きの付いたバルブです。

タンク内に水を貯める際にはフロートが上昇し、水位が設定値に達すると給水が自動的に止まります。

また、水が流れる際にはこのフロートがバルブを開き、水の流れをコントロールします。

オーバーフロー管

オーバーフロー管は、タンク内の水位が一定以上に上昇した場合に水を便器側へ排出し、タンク内での溢れを防ぐパイプです。

万が一の故障や異常な水量が発生した際に、床への水漏れを防止するためのセーフティ機能として働きます。

ボールタップ

ボールタップは給水を制御する部品で、タンク内の水位が低下すると作動し、給水を開始します。

フロートバルブが上昇すると同時にボールタップが給水を止める仕組みです。

この機能により、タンク内に常に適切な水量を維持することができます。

レバーハンドルと鎖

タンク外側に取り付けられたレバーハンドルを引くと、その動きが鎖でフロートバルブに伝わり、タンク内の水を便器に放流します。

タンクのレバーがスムーズに作動するためには、鎖の適切な長さ調整や定期的なメンテナンスが重要です。

各部品の寿命と交換時期

トイレの部品も経年劣化するため、10年程度で交換が必要になるケースが多いです。

交換が必要なタイミングを把握しておくことは、無駄な水漏れやトラブルを回避するためにも重要です。

<部品ごとの寿命目安>

  • フロートバルブ:およそ10年
  • オーバーフロー管:10~15年
  • ボールタップ:10年
  • レバーハンドルと鎖:10年程度
  • 特に、ボールタップやフロートバルブは定期的な点検が必要です。

    これらの部品は、給水を制御する重要な役割を果たしているため、劣化に伴い水漏れや水流の不安定さが生じる可能性が高いからです。

    よくあるトラブルと対処法

    トイレのタンク内構造と寿命について

    タンク内の部品が劣化したり、異物が混入したりすることで、以下のようなトラブルが発生します。

    これらは自己点検が可能ですが、難しい場合や原因が不明の場合は、専門業者に依頼するのが賢明です。

    1. 水が止まらない(連続的な水流)

    これは主にボールタップやフロートバルブの劣化が原因で発生します。

    給水が止まらず、無駄な水が便器へ流れ続けるため、早めの対応が必要です。

    タンクを開け、フロートバルブやボールタップに異常がないか確認します。必要であれば部品を交換します。

    2. レバーを引いても水が流れない

    レバーとフロートバルブをつなぐ鎖が切れている場合、レバーを引いても水が流れません。

    鎖の調整や交換を行い、再度正常に機能するようにします。

    3. タンクから水が漏れる

    タンクの底部や接合部分から水が漏れる場合、内部のパッキンやタンクのヒビ割れが原因であることが考えられます。

    パッキンの交換やタンクの修理が必要です。

    4. オーバーフロー管からの漏れ

    オーバーフロー管が破損すると、タンクが満水になると水が便器側に流れ続けます。

    オーバーフロー管の交換が必要です。

    トラブルを防ぐためのメンテナンス方法

    トイレのトラブルを未然に防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

    以下のメンテナンス方法を心がけると、トイレの寿命を延ばすことができます。

  • 1. 定期的な内部チェック
  • 1~2年ごとにタンクを開けて内部の状態を確認し、異常がないかを確認します。タンク内が綺麗であるか、部品の動作に異常がないかを見ます。

  • 2. タンクの掃除
  • カビや水垢が付着することがあるため、タンク内も定期的に掃除しましょう。清掃する際は、強い薬剤を使用せず、専用のクリーナーを利用するのが安全です。

  • 3. 止水栓の確認
  • 止水栓がしっかり閉まっているかを確認することで、トラブル時の対応がしやすくなります。いざという時に水を止められるよう、定期的に確認しておきましょう。

    トイレの交換を検討するタイミング

    一般的に、トイレ全体の寿命は15年から20年とされています。

    以下のような場合には、トイレ自体の交換を検討する方が良いでしょう。

    1. 部品交換が頻繁に必要になる

    10年以上使用したトイレでは、頻繁に部品交換が必要になるケースが増えてきます。

    特にフロートバルブやボールタップが劣化するとトラブルが多くなるため、交換を検討するタイミングです。

    2. 便器の汚れが取れにくい

    長年使用すると、便器内部の材質自体が劣化し、汚れがつきやすくなります。

    洗浄しても汚れが落ちにくい場合には、最新の防汚機能付きトイレに交換すると、掃除の手間が減り、衛生的です。

    3. 水道料金が高くなってきた

    古いトイレは新しいモデルに比べて水の使用量が多くなりがちです。

    節水機能のついた新型トイレに交換することで、水道料金を大幅に節約できる場合もあります。

    まとめ

    トイレのタンク内構造は、一見単純に見えますが、各部品が連携し、快適で安全な使用環境を提供しています。

    タンク内の部品は約10年で交換が推奨されており、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

    異常や水漏れが見られた場合には、部品の寿命を考慮し、必要な交換を行いましょう。

    関連記事

    CONTACT

    お問い合わせ

    地元広島で愛されて10年。
    つまり・水漏れ・修理は

       

    へお任せください。
    相談から施工、
    メンテナンスまで自社対応いたします。

    お急ぎの場合もお電話ください

    お見積り無料

    営業時間 : 平日・土 8:00~17:00